「ばら色のJE T’AIME!」解説&メッセージ
「ばら色のJE T’AIME!」は、古くからパリの街角で演奏されてきたミュゼット音楽に着想を得ました。パリ・リヨン駅の豪華レストラン「ル・トラン・ブルー」、ジャン・コクトーが内装を手掛けた「STUDIO 28」、映画「アメリ」のカフェ、モンサンミッシェル・・・もし恋人とパリでデートするなら、なんて考えていたら、こんな歌が出来ました。
エディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」は、歌とベースのデュオに他の楽器を重ねていく、このトリオならではの独特のスタイルです。世界で活躍するタンゴ・バイオリニスト会田桃子さんの音色が心に沁みます。激しさの向こう側に、優しく切ない世界を感じていただけますように。
無償の愛を歌った「百万本のバラ」。「パリの空の下」は、アンコール用にアレンジしたソロのバトンタッチ・バージョンが楽しくて、ライブの定番に。春の雨の日、電車の窓から見た景色を歌った「蔦がゆれる」。フレンチ・ポップス「夢見るシャンソン人形」。大人で、ちょっぴりやんちゃな別府葉子シャンソントリオの世界をお楽しみいただけましたら、幸いです。
(別府葉子)
Voc/Gt 別府葉子、Piano 鶴岡雅子、Bass 中村尚美。
シャンソン・シンガー別府葉子がリーダーをつとめる、女性3人のアコースティック・トリオ。個々に音楽活動を展開してきたプレイヤーたちが、2015年春、別府葉子コンサートツアーのためトリオを結成。以後、シャンソントリオとして定期的に全国ツアーを行っている。
訳詞家、シンガーソングライターでもある別府葉子がギターとともに紡ぎ出す音楽世界を、心を揺さぶる中村尚美のベースプレイが彩り、鶴岡雅子のピアノが優しく包み込む。
古謡から現代曲まで、フランスの歌を中心に、ヨーロッパ音楽やオリジナル曲を演奏。日欧の言葉を操り、時に優しく、時に迫力に満ちた声と演奏で、ヨーロッパ音楽の本来の輝きを再現できる独特な魅力を持った実力派として、高い人気と評価を得ている。
Director : Jamie Nakamura
Recorded at THEGLEE
Recording and Mix engineer:Hideyuki Hanaki
Recording Date:2017.02.16
Designer:Approach co.,ltd